Treasure Chest

姉と私と焼物と花

姉と私と焼物と花

2006/9/29 金曜日

tougei1.jpg姉から誘われて、作陶展を見てきた。

姉が陶芸を習い始めてもう5年目くらいだろうか。
甥っ子の学校で父兄を対象とした教室が始まり
それに参加したのがキッカケで、姉ははまってしまったようだ。
初期の作品はなにせ分厚くて重くてどうしようもないが
姉の作品は結構センスがよいし愛着もあり、
いくつもの作品を今でも私は日常の食卓で使用している。

もともと私も器が好き。
と言っても、何かをコレクションしているわけでもないし
青磁や白磁や土ものや… 正直イマイチわからない。
まぁ、一時は洋陶が欲しくてたまらず、
ウェッジウッドやロイヤルコペンやロイヤルクラウンダービーやの と、
買いまくっていたときがあったっけ。。もう20年くらい前か…^^;

tougei2.jpg    父の知人の陶芸家の方が作ってくださった
    油滴天目やぐい飲みや花器なんかは
    何年間も飾り棚に鎮座ましてます。。
    たまには使ってやるのがいいのかもしれないけれど
    なんかもったいなくて使えないカンジ。
    まぁ、これらは観賞用ということにしときます。。

その陶芸大好きの姉が、私のために作ってくれた花器がある。deai2.jpg
今年の2月に私が友人達と開いた華展で使うため
何ヶ月もかけて焼いてくれたのである。 ⇒⇒⇒
本当は “細長・中くらい・小さめ” の三部作だったらしいが
まずは焼き上がりの時点で小さめが脱落…
必死の思いでようやく2つは出来上がったのだが
哀しいかな、水が漏れる…(T_T)
始めは細長だけかと思い、重ねて使うことをひらめいた!が、
哀しいかな、水が漏れる…ふたつとも。。
(ちなみにどんな高名な方の作品でも“漏れるおそれがあります”と書いてあるらしい)

deai1.jpg

    それでも!
    それでもせっかく作ってくれたのだからなんとか使いたい!!
    の一心で、下に水受けがわりに水盤を置き(苦肉の策)
    ようやく二人合作の作品が出来上がった。
    白い器にはらんの緑とビロードのようなダリア(黒蝶)
    の赤がとても映える。
    
手作り感バリバリで、ちょっとごつごつしてるけど
売られているどんな花器よりも私は気に入っている。

お姉ちゃん、作ってくれてありがとう!
今度は水を入れずにシルクフラワーを生けるわ(^_-)-☆

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オバハン根性!

2006/9/26 火曜日

2週間ほど前、仲良しの友達とごはんを食べに行った。

夜の心斎橋〜!何食べる〜??

たくさんの客引きの中 ウキウキ&きょろきょろしつつ店を探す。obasan2.jpg

『ん?新しい店?今日OPEN?何屋さん?鶏屋さんかぁ…
鶏ばっかりじゃイヤやなぁ。』

店のチラシだけをもらいウロウロと更に捜し歩き、
だんだん疲れてきて結局なんでもない普通のお店に入った。

しゃべって食べてしゃべって飲んで、気付いたらもう11時。

(わっ!もうこんな時間。帰ろうっか!)

会計を済ませ、店を出てまたフラフラと元来た道を戻る。
と、行きに通り過ぎた “本日開店” の鶏料理のお店の前で女の子達が群がってる。

何々〜??興味津々(^^)v

店先に飾っていた開店祝いの花をエプロン姿の女の子が処分しようとしている感じ。
でもどうやら店の従業員ではなく近所の店の子達のよう。。
気に入った花をズンズンと生けこんである器から引っこ抜いて持っていく。

『えっ?えっ? これ、もらってもいいの??』

『いいんです。どうせ捨てるだけですからどうぞ持って行ってください。』 と、店の人。

『え〜!ラッキー!!わ〜!』 の言葉を言い終えないうちに 
私たちは無言で好きな花選びに必死。

『あの〜、今日OPENのお店なんです。これからもよろしくお願いします』 
店の人が名刺を渡しに来た。

ろくに名刺も見ず、『鶏ばっかりやったらちょっとね〜』 

『いえ、鶏料理だけでなく色々ありますから、また来てくださいね』

『は〜い…』 そんなことより、花を持ってくので精一杯なの! 

片手で持ちきれないくらいの花を引っこ抜き、花袋も何も無い中、
懸命に電車に乗り込む。ワサワサとうんりゅう柳が隣の乗客にあたる。。 
(スミマセン… )
心で詫びながら、でもちょっと嬉しくて、ニコニコ(^^ゞ。
カサブランカの甘い香りがまわりにただよう。

帰宅後、結局 4つの花器に分けて生け、寝たのは1時半過ぎだった…

あぁ、気付いたら “ただのオバハン” に成りきってしまってた自分を反省。
もうちょっとおしとやかにこれからは生きていきます。。
 

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〜〜 新しい風 〜〜

2006/9/23 土曜日

ikebanaten1.jpg『2006 いけばな新進作家展』

タイトルに惹かれ、いけばな展に行ってきた。

先日はプリザーブドフラワー展に行ってきたけれど
勉強も兼ねて久しぶりに見て来ました。

以前お世話になった京都未生流副家元も出品されるというので
もしもお会い出来たらいいな〜と思いつつ行ったのですが
残念ながら前期に出展されていて、お会いするどころか作品も見れず、
相変わらず事前リサーチが悪い…と自分のことをアホタレやなぁと再確認。
(そう言えば、会期の最初の頃の新聞に副家元のインタビューが載ってたっけ)

ひとくちにいけばなと言っても色々な流派が枝分かれして数限りなくあり、
またそれぞれの流派によって味わいがある。
そんな中、未生流出身の私としてはやはり基本は “格花” だと思うのである。

天地人によって小宇宙を表現するとされる三才格や、
中国古来からの考え方で万物を組成する五つの元の
気(木・火・土・金・水)で表わす五行格。    
どちらもそれらがかもし出す世界は “凛” としていて
好きなスタイルのひとつである。

もちろん、いけばなには他にも様々な生け方や考え方があり
格花だけではないのだが、
主に少ない本数と花の種類によって “空間を見せる花型” 
であると解釈している。

それに対してアレンジメントは沢山の花を使い、
埋めることによって一つのものを生み出す。    
いけばなが引き算ならアレンジは足し算という感じか。
それぞれが生まれてきた背景の違いによって同じ花でも全然違う顔を持つようになる。
おもしろいな〜と今更ながらに思うのである。

ikebanaten2.jpg    話がずいぶん横道に逸れてしまったけれど、
    今回展覧会を見て、
    いけばなもかなり様変わりしたな〜と感じた。
    展示されているものには、花を1本も使ってない作品が
    いくつもあり、また、オブジェか?と思うような斬新な
    ものも発見出来、不思議な感じで会場を後にした。

これからも花を続けて行きたいと思う私は、いけばな界にこのように新しい風が
吹き込まれることが嬉しい反面、受け継がれ守り続けられるものも必要で、
その基本の上にこそ新しいものの価値があるのではないか…と、
久々に考えさせられたのでありました。

 

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“字”は体をあらわす…

2006/9/18 月曜日

姉のうしろにくっついて、keihousensei.jpg小学校低学年の時から始めた書道。

子供の頃は “書道” ではなく いわゆる “お習字” の域。
土曜の午後になるとお稽古のため
家から歩いて5分のところにお住まいの先生宅へ急いだものだ。
もう30数年前のこと (おそろしいくらい前だわ…)。

高校2年の時には七段になってたけれど
大学進学や就職等で、お休み期間があったりまた復活させて頂いたり…と
紆余曲折ありながらも、いまだにご縁を続けさせていただいている。

もちろん今はそんなお子ちゃま相手のレッスンはされておらず
学校で書を教えておられる先生方やお教室を開いておられる方など
まさしく書の道の専門家の方々ばかりのお稽古で、展覧会活動がメインである。

先生はその優しいお人柄や大学で教鞭を取っておられたこともあり、
たくさんの “子供達” がおられ、いつまでも若々しく まわりはいつも賑やか!
この、出来の悪い私のことも師匠と弟子と言うより、子供のように可愛がってくださり
祇園祭や大文字に連れて頂いたのが懐かしく、また楽しく嬉しい思い出。

でも最近はすっかり書からも遠のいてしまい、
自分のおおざっぱで稚拙な字を見ては
はぁ〜、何を習ってきたんだろう…と情けなくなる。
名は体を…ではなく、字は体を表わすのだろうか??

今までも数々ご活躍されてきておられる先生だけれど
2年前の平成14年、第36回日展で文部科学大臣賞を受賞され、
更に一段と雲の上の存在になられた。
(平成17年4月に開館した京都迎賓館の、各国の国王方が宿泊されるお部屋にも
先生の作品が飾られています。私たちは一生見ることが出来ない…;_;)

そして現在、NHK教育の“趣味悠々”で

『 はんなり書道入門 魅せる 「かな」 を書く 』 

と言う番組の講師をされていて、
ブラウンカンを通して多くの方にかなを教えておられる。
穏やかな先生のお顔とお声をTVで見ていると
なんだか胸が熱〜くなってくる。

(そうだ!今日は久々に筆を持とう!!)

思い立ったはいいけれど
ひきだしから 筆ペン を取り出してるようじゃあきまへん(^^ゞ

和室にかけている先生のお軸が笑ってる…(もしかしたら泣いてる?)

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実だくさんBOXはいかが?

2006/9/15 金曜日

box-arrange.jpg先月の素敵な出会いから早1ヶ月。今月もウキウキわくわく
お花のレッスンに行ってきた(^^)/

のはいいのだが、
パッと見ただけでは なんのことかわからない
                    BOX ARRANGE。
W45僉 漾。庁横悪僉 漾。硲械悪僉,函⊆造呂修海修確派なシロモノ。
その中にどーんとオアシスがセットされていてずっしりと重い。

今回は光沢が美しいサテンのリボンで簡単にデコレートした紙箱を使ってのアレンジ。
花材は秋の山を彷彿とさせるものばかり。
真っ赤で大きいケイトウでベースを作り
メインの花は 香りがとってもいい バラ(イヴピアジェ)とダリア1輪づつ。
そこに実ものがどっさりと加わる。
ヤマゴボウにコンパクターにピンクがかわいいペッパーベリー。
これらを野ぶどうの自然なつる がとっても優しく包む。
でも実は、『縁の下の力持ち』 で秋あじさいがしっかりと下地を作っていて
それぞれの色に深みを出してくれている (いい仕事してます(^^ゞ)。
  
出来上がりを見れば “ふ〜ん” って感じなんだけれど
これが作り出すとなかなか手ごわい。
先生のお手本をちょこちょこ見ながら、でも自分らしさを出したいと思えば思うほど
アリ地獄に陥っていく…  

ふと考えると、今までの花人生ではほとんど 
“お手本” と言うものを見ながら制作することがなかったことに気付いた。

京都未生流の時代、
家元レッスンには各教室の先生方を始めとし様々なクラスの方が来られるので
お家元は個々に合った生け方をそれぞれにご指導してくださる。
ゆえお手本となるべき花をた〜くさん作らねばならぬので お手本は無い。

プロのフラワーコーディネーター養成所では
例えば 『今日は花屋さんで働いてると仮定して、3,000円の花束を注文されたら…』
などというレッスンがあり、それぞれ競って用意されている花材の中から
テーマに合うものを作ろうとヒッシになる。
ゆえ、お手本の作りようがない。

等々、考えると
テキストはあっても実物お手本見ながらというのが記憶に無いわけである。
お手本があるととても安心感がある代わり、つい残像が頭にのこってしまい
そこからの脱却、および発想の転換が難しくなる。
私にとっては善し悪しなのだ…と今更ながらに気が付いた。

妙なアブラ汗を流しながら、一人モンモンとアレンジを作る。
穏やかで でもしっかり芯を捕らえた先生のアドバイスが心に刺さる。

ああ、来月はもうちっとマシな作品を作りたい…

ちょっぴりブルーになりながらも、先生が出して下さったお茶をすすると
これがまた急に元気になったりして(^^ゞ

koimari.jpg   先生のお宅にはほんと、アンティークなものばかり。
   
   さりげな〜く古伊万里の小ぶりな茶碗に入った
   お茶(左)と 右端の小皿はなんと江戸時代のもの
   とのこと。。   そして飾り棚の中には 
   確かバカラのアンティークのワイングラスが…

毎回 花だけではない楽しみやものの奥深さを勉強させていただけて
本当に有難いな〜と心から思うのでありました。

   

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なんとなく…ってことありません?

2006/9/8 金曜日

ip3.jpg以前勤務していた会社には ほんと お世話になった。

三十路を超えているにも関わらずスキル全く無しのうえ、
いい歳しながら社会のことを全然わかったいなかった私に
“愛のムチ” で 一から色々と教えてくださった。

かなりハードにしごかれた?ことも今では私の貴重な経験となり
逆に “あ〜 あの時もっと頑張れたんじゃないか…” とか
    “社長の言葉ってこういう意味だったのか…”と、
遅ればせながら理解したり、今更ながらですが感謝している日々で、
私にとってほんとに大切な方々であり会社であるのです。

その会社が、私の退職後と〜っても大きくなって広くて新しい事務所に移転された。
(もしや私がガンだったのか??)

で、せめてものお祝いに と、受付花をプレゼントしようと思い作ってみた。

以前、勤務していたときにも幾つか受付用に作り飾らせて頂いていたのだが、
今回は新しいビルへ移られ、事務所内も受付も全く今までとは違う… とのことで
かろうじて検討中の受付のパースをコピってもらい
花台は幅15僂箸いΣ歛蠅鰺燭┐蕕譴徳杼しながらの作成と相成った。

前回の受付花は、クリームベージュのような穏やかな色のバラと
上品な光沢の入ったグリーンを使ったクラシカルな作品。
でも今回はモダンな感じにしたい…

『う〜ん、まったくわからんけど・・・ なんとなくカラーは 赤!』

頭でイメージを練りながら花材屋さんに行く。
幅15僂貿爾泙蠅弔張粥璽献礇垢妨えるよう高さを出して、、、
と模索しながら選ぶ。
メインの赤バラにグリーンのクリスマスローズもいい感じに合うかも(*^^)v
そうそう、アマランサスを垂らし、ちょっと動きをつけよう。

考え出すとワクワク楽しい。
こんなとき (あ〜、私ってやっぱ花が好きなんやなぁ…) って思う。
普段はあまり感じないんだけど。
これで作品を気に入っていただけたらもっと嬉しいんだけどな〜

お忙しい社長のアポがなかなか取れず、随分経ったけれど
ようやく完成した作品を持ちながら いざNew Officeへ!

すると、予想以上に贈り物の観葉植物たちがひしめき合い、
聞かされていた “15冑の台” にもしっかりグリーンがのっていた。

『およっ。。どないしよ… どこに飾って頂こうか??』

ip4.jpg    キョロキョロと事務所内を眺めつつ
    応接間に通していただき、おやビックリ!

    なんとそこは 白と赤で作られたスペース。
    まさしく私が頭で描いたイメージカラーの赤!!

社長が来てくださり、赤いガラス戸の白い棚の上に飾って下さった。
『ピッタリやん!』

あまりの偶然に驚きつつも “こんなことってあるんだな〜”。
これからも (なんとなく…) の発想は大切にしていこうっと!

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Small Box

2006/9/2 土曜日

ずっと前から購入していたかわいい布張りのBOXを使ったbox-rosebr1.jpg
プリザーブドのアレンジを ようやく作った。

ウォールナッツ色のバラに合わせて
相性のいい赤カーネを使ってちょっぴり秋っぽく仕上げました。
ワイヤープランツのプリザを使うのは初めてだけど
生花とはまた違った感じで結構気に入ってます。

大きさはフタを閉めたときでだいたい 
W10僉 漾。庁隠悪僉 漾。硲鍬僉

とっても手頃でどこにでも飾っていただけるかな〜と思ってます。
また収納時にはフタを閉めれば 気になるほこりもシャットアウト!

この商品はメインのバラを変えて引き続きシリーズ化していきたいなと思っています。
そして現在 BLACKのBOXでも製作中。
出来上がり次第 UP 致しますので少々お待ち下さいね。

また『作品一覧』にも載せています。そちらも併せてご覧下さいませ。

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