「飾花の会」
2006/10/29 日曜日
何から話せばよいでしょう・・・ ![]()
ちょっとショッキングなくらいの感動を。。
挿花家 栗崎昇氏 主宰の「飾花の会」へ行ってきた。
栗崎昇氏は土屋宗良氏やダニエル・オスト氏ら多くの弟子を輩出し、ご本人は表千家の茶人でもある有名な華道家。そして私が毎月楽しみと驚きを抱えつつレッスンに伺っている濱田先生のお師匠でもある。
今回、濱田先生からお誘いを受け初めて拝見させていただいてきた。
まだ紅葉にはちょっと早い京都・蹴上の
京都市国際交流会館がその舞台。
会場に入る前にまず「寄付」で一服。
頂きながら横に飾られているのは
飯桐・鈴掛けの実・玉水木・旱蓮木。
大きなカゴにがっさりと入っている。
旱蓮木は今月レッスンで使ったものよりもっと大きくグリーンが美しい。(右上↑↑↑)
さていよいよ会場である和風別館へ。
“プロムナァド”と名打たれた道には![]()
大小あわせて十個近くもの杉玉が
竹に吊られてほのかに揺れている。
びっくりした… こんなに沢山の杉玉見たことない。
もうこれは杉玉ではない。
オブジェである。いきなりグッと心が掴まれた感じ。
(ちなみにここは濱田先生が担当されている)
入口で靴を脱ぎ、上がろうとしたらそこには
菊の葉の玉が、これまた竹に吊られていた。
これが菊の葉だと一見してわかる人は殆ど
いないと思う。実際この目で見ても
わからなかったから。。
一体これってどこから発想が出るんだろう・・・
一番目のお部屋は「唐子遊び」の間。中に入ってまず色とりどりの
菊の玉に圧倒される。菊は菊でも見たことの無いような菊。もっとも日本的な花の一つである菊の違う一面が現れされたようだ。私が気に入ったのはこのライラック色の菊玉。
なんてあでやかな色なんでしょう!嵯峨菊・蝦夷菊・伊勢菊・肥後菊・丁字菊など幾種類もの菊を用意するだけでも大変だろうな・・・と、シゲシゲ見入る。う〜ん・・・うなってしまう。。
菊玉のオンパレード。圧巻です。
「花寄せ」と題された次の間では、唐籠や烏帽子籠や尺八に、吾亦紅(われもこう)や
吹上菊、竹の花、竹似草などの野の花を生けるパフォーマンスが始まっていた。
自然に逆らわず、
まるでそこに咲いているかのよう。
まさにタイトル通り “花寄せ”。
本当はもっとたくさん写真も撮ったのだが、
残念ながら腕前が悪く載せられない・・・ごめんなさい。
いよいよ最後に待っていたのは「花すすき」の間。
部屋一面に敷き詰められた苔にたくさんの
屋久島すすき。
間にはちょこっと山竜胆(やまりんどう)が顔を覗かせる。
ここには山の絵が描かれた屏風がどーんと奥にあり、野点の趣向で板風炉が置かれている。弁財天の炉蓋が飾られ、一体ここはどこ??と問いかけてしまいたくなる。
花だけでなく、各間にさりげなく飾られているお軸や
香合や蒔絵箱や屏風や・・・
もう、すべて細部に至るまで綿密に計算されつつ、
でも嫌味の無い超自然体であるこれらの空間は、
どうすれば生み出されるのか。
←←←このお軸の絵は猫が三味線を弾いてるのです。
こんなの見たことあります?![]()
⇒⇒⇒
この唐枕の唐子。なんて愛らしい。
これは「唐子遊び」の間の飾り物。
そして↓↓↓これは
廊下の突き当たりにあるいわゆるニッチのようなところに
飾られた、一文字。一文字と聞いて “菊” だとわかる方
はスゴイ。花びらに綿を詰めてこのような形に育てるとのこと。
たった一輪なのにこの存在感。
しかも直接のスポットではない、
障子の向こうのほのかな灯りで更に美しさが増す。
周到に考えられていながら、自然体であること。受ける側の肩が凝らず、ありのままであるようにいながら、でもそれは自然を超越したものであるように思う。これが行き着く先なのだろうか。正直、今の私にはまだまだ理解できない世界かもしれない。奥深いとしか言いようが無い・・・未熟者のわたし。。
数年に一回というこの会に伺うことが出来たのはまさしく ご縁。ほんの数ヶ月前まではこんな会が行われていることすら知らなかった。偶然でありながら必然である。これも自然なのだ。
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